2003年に須賀は個人的にSAI. スチューデント・アシスタントインストラクターという制度を作りたいと、東京医科歯科大学の真野教授、順天堂大学の河合教授のバックアップを得て、年に一回、シンポジウム的なSAI研修会を行って2009年まで続けた。

 2010年に日本水中科学協会の発足にあたり、学連も協力してくれて、設立のシンポジウムには、98名が参加してくれた。その第一回シンポジウムにおいては、学習院大学の宮崎監督が「大学のダイビング倶楽部活動マニュアル事例」を発表してくれた。続く2012年のシンポジウムでは、芝浦工業大学の足立顧問、北川監督が、2013年のシンポジウムでは、中央大学海洋研究部の藤島監督が発表、2014年のシンポジウムでは、これまで発表して頂いた、学習院、芝浦工業大学、中央大学に加えて、創立50周年を迎えた法政アクアクラブ、学連の委員長を加えたパネルディスカッションを行なった。これら2003年よりの活動を総括して、各大学の練習マニュアルなどを掲載して、2014年シンポジウム報告書として、まとめた。この冊子は日本の大学ダイビング部、クラブ活動の実情を示す文献として、永く残るものと思う。

 2014年の報告書を持って、このプロジェクトは、一応の収束と考える。大学のダイビング部活動のあり方、現状、将来について、一応の成果を収めることができた。今後は、親しく成果を上げてきて、それぞれ、日本水中科学協会会員が指導に関連している6大学との交流を中心として、学生部活動の安全確保と発展に力を添えて行きたい。

コメントはまだありません

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です