最新ダイビング用語事典

  定価 5670円(税込)
  B 5判 303ページ 図版 約250点

  購入方法
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構成

第一章から第10章まで大きく括ったが、全体の流れとして理解を容易にするために一つの項目が、別の章に重複して書かれているものもある。巻頭に、全項目をアイウエオ順に並べて、項目を検索して前後を読めば、関連した知識が得られるようにした。

第1章  沿革と分類 

ダイビングとは、どのような行動であるのか、その歴史を簡略にのべ、潜水器材を分類し、それぞれの概要と発展の経緯をのべている。

第2章  物理学・化学 

ダイビングについて書かれている様々なことを理解するためには、簡単な物理学・化学の知識が必要である。潜水士の国家試験も、この部分からの出題がある。潜水士テキストが若干理解しにくいので、それを補うような形で、潜水士テキストにある用語について順にせつめいしている。

第3章  ダイビングの生理学・医学 

人間は潜水するために、圧力の高い呼吸気体を呼吸し、水圧に直接に体をさらして行動する。圧力が人体に与える影響、それによる障害、その防御について述べる。また、ダイビングに関連する健康についての注意、有毒生物の刺傷についての処置などについても述べている。

第4章  機材と運用 

ダイビングは、簡略な道具から電子的な精密器具まで、様々な機材を自分体と一体化したマンマシンシステムとして運用(オペレーション)する。スノーケルから、コマーシャルダイビングの器材、そして、水中を走るヴィークルまでについて述べている。

第5章  知識・技能 :講習とトレーニング 

ダイビングの安全は、知識と技能を講習によって学び、常にトレーニングを重ねて技能の向上維持をはかることによって獲得できる。できるかぎり、中世浮力でトリム(釣り合い)を撮り、水平の姿勢で完全に静止することをダイビングの型ととらえて、説明している。

第6章  安全確保 

呼びかける言葉も原則として通じない、視界も限定される水中で安全を確保するためには、活動についての約束(基準)行動の計画(マニュアル)が必須である。基準、マニュアルは様々であり所属する団体、行う活動によって変わる。しかし、最大公約数は単純である。

項目順に並べることにより、すべてのダイビングについて使えることを目指した。

水中の危険な生物

危険な生物の刺傷そのものでは、死亡に至らなくても、呼吸困難、痛烈な痛みなどによって、身体の自由が失われパニック状態におちいり死亡に至る可能性も大きい。また、この数年来、ベテランのインストラクターが、危険な生物の刺傷によって死亡していることから、安全のために特に重要と考えて、カラーページとした。。

章  法規 

水中での活動は、様々な法規によって規制されている。法規の種類と概略を示している。

章  海洋

水中活動の主たる舞台である海について、基本的なことを述べる。

第9章 沿岸漁業 

水中活動の目標はさまざまであるが、その最大のものは沿岸漁業である。潜水による水中活動の対象になる沿岸漁業について、述べる。

10章  水中活動

水中活動の様々について、その現場で使われる用語を中心に説明した。

第11章  水中活動の展開

述べてきたダイビング技術を展開させて、行われている水中活動について述べている。

 附  ダイビングの指導、活動にかかわる団体