第41回JAUSワークショップ開催報告
- By: ワークショップ担当
- カテゴリー: JAUSワークショップ, トピックス
JAUSワークショップ
10月20日(木)19:30~、第41回JAUSワークショップをオンラインで開催しました。今回は、一昨年5月、昨年8月に続き、「マチャアキ海をゆく」の第3弾の上映会を行いました。上映したのは後藤道夫氏が撮影をした「うみうし色比べ」と「なまこのおなら」の2本です。
1976年に制作された「なまこのおなら」は、地味であまり目立たないナマコの驚くべき生態を、堺正章さんが軽妙なナレーションで紹介しています。「マチャアキ海をゆく」は、魚類学会の重鎮である末広恭雄さん(東京大学名誉教授)が監修をしています。科学的にしっかりと裏打ちされた台本に、マチャアキがアドリブを加えて、娯楽的にも楽しい番組に仕上げています。「なまこのおなら」は第14回ギャラクシー賞を受賞しています。
「うみうし色比べ」は、海の中では地上とは色が違って見える「海の色のスペクトル」について、各色を並べたボードを持って潜り、水深によって変化する様子を紹介するとともに、ライトをあてると宝石のようにきれいな色したウミウシたちを紹介します。
上映終了後は1950年代から後藤道夫さんの盟友である代表理事の須賀次郎が、「後藤さんは水中カメラも自分で作り、当時はフィルムで撮影していたため失敗も許されない。そうした状況で水中番組の名作を作り出してきたスーパーマン」と紹介しました。