２０２３年１０月９日（月）JAUS ZOOM ワークショップ 「人類の未来を担う“宇宙海洋”とは」 を開催いたします
- By: ワークショップ担当
- カテゴリー: JAUSワークショップ
第46回JAUSワークショップ開催のお知らせ
人類の未来を担う“宇宙海洋”とは
10月9日(月)20：00～、オンラインでワークショップを開催します。「人類の未来を担う宇宙海洋とは」をテーマに京都大学SIC有人宇宙学研究センターの山敷庸亮教授にお話しいただきます。今回のワークショップの企画者は、以前「ダイビング×宇宙飛行士」でお話いただいた会員の藤永嵩明さんです。宇宙海洋とはいったいどのようなものなのか、興味深いテーマです。ぜひご参加ください。
申し込みはこちらから
以下、企画者の藤永さんからのワークショップの案内です。
皆さんこんにちは。ダイビングによる有人宇宙社会の実現を目指しているJAUS正会員の藤永（活動名: AquaNaut）です。1つ興味深いテーマでJAUSワークショップをオンライン開催します。スピーカーは、京都大学SIC有人宇宙学研究センターの山敷庸亮教授。テーマは「宇宙海洋」。
昨今、宇宙というワードを見聞きするようになったのではないでしょうか。実業家である前澤氏が宇宙飛行を果たし、13年振りにJAXA宇宙飛行士候補生が2名選出され、インドが旧ソ連・アメリカ・中国に次いで世界で4番目に無人探査機チャンドラヤーン3号の月面着陸を果たしました。少し前まではSF世界と思われてきた人類の宇宙進出が、リアルさを帯びてきています。
そんな時代背景において、山敷教授は宇宙空間で海を実現させることが有人宇宙社会を左右すると提唱されています。
山敷教授はこれまで水の研究に力を注がれてきました。サンパウロ大学にてダム・河川の研究で修士号、京都大学では琵琶湖の富栄養化をテーマに博士号を取得された水のスペシャリストで、3.11以降は福島第一原発事故の放射性物質による河川から海洋への影響評価を現地にて繰り返されてきました。2016年から太陽系外惑星データベースEXOKYOTO ( http://www.exoplanetkyoto.org/ ) を公開し、宇宙放射線の影響評価や宇宙における居住可能惑星（ハビタブルプラネット）の研究を推進し、米国アリゾナ州にあるミニ地球であるBiosphere 2にてスペースキャンプを土井宇宙飛行士らと実践されてきました。特に、ダイビングには精力的に取り組まれていて、海と宇宙が近しい存在であると身をもって感じ取っているそうです。そんな方が提唱する「宇宙海洋」とは、いったいなんなのでしょうか。
今回のワークショップでは事前知識として「有人宇宙学-宇宙移住のための３つのコアコンセプト」を推奨図書といたします。これは山敷教授を中心とする京都大学大学院総合生存学館SIC有人宇宙学研究センターが出版されたもので、持続可能な人類社会を育むことを目的にJAXA研究員や建築学、法学、海洋学、森林学、農学、航空、医学などあらゆる学問が集結・共同執筆して仕上がった一冊となっています。あのJAXA宇宙飛行士である土井隆雄さん、山崎直子さんも共同執筆されています。有人宇宙を学問することの意義が明確に示されていて、非常に読み応えのある内容となっております。事前に読まれた方は、当日でのご感想・ご質問等の共有を楽しみにしております。
このワークショップを通して、私たちがいる地球について、海について、ダイビングについて、宇宙という視点から見つめ直すことができたら幸いです。
【日時】
2023年１0月９日(月)20：00～
【申込方法】 下記URLよりお申込みください。
申込み後に、ZoomミーティングIDなど参加方法をメールにてお知らせします。
※URLが届かない場合は、迷惑メールホルダーなどもご確認ください。ない場合は、届かない旨、ご連絡ください。
【会 場】 Zoomによるオンライン
【テーマ】「宇宙海洋について」
【スピーカー】山敷庸亮教授（京都大学SIC有人宇宙学研究センター）
【推奨図書】有人宇宙学: 宇宙移住のための３つのコアコンセプト
