ダイビングを行うには、大きな両輪があります。1つは「スクーバで何をするのか」という目標、もう1つは「どのように実行するのか」という運用。この両輪を追究してきた日本水中科学協会は、第9回のシンポジウムで「リサーチ・ダイビング」をメインテーマにした活動計画、ならびに活動報告を行います。
どなたでも参加できます。お誘い合わせの上お越し下さい。 お申込みは こちら
東京海洋大学品川キャンパス 楽水会館 大会議室 (地図上の22)
2019年12月1日(日曜日) 10時30分 受付開始
会費 一般 2,000円 会員 1,000円 学生 無料
会場までのアクセス ※車でのご来場はご遠慮下さい。
ホワイエ(玄関ホール)にて 会員によるポスター展示を行います。
プログラム
11:00~11:05
開会挨拶 特定非営利活動法人 日本水中科学協会(JAUS)代表理事 須賀次郎
総合司会 早稲田大学教授 中尾洋一
11:05~11:10
出版計画発表「リサーチ・ダイビング」
JAUS代表理事 須賀次郎
ダイビングを手段として水中の事象を調べ探求する「リサーチ・ダイビング」は一部の研究者だけのものではない。「リサーチ・ダイビング」をスクーバダイビングの1つのジャンルとして確立し、学生でもレクリエーションダイバーでも、安全かつ有益なリサーチ・ダイビングをするにはどうしたらいいのか。そのテキストとなる書籍の出版計画について発表します。
11:10~11:15
JAUSジャーナル
JAUS副代表理事 久保彰良
発刊3回目を迎えるJAUS 会員の活動や主張など情報発信する機関紙です。
11:15~11:35
「海洋大学潜水部の活動と、館山坂田内湾の海について」
東京海洋大学潜水部 佐藤 新
昨年、60周年を迎えた東京海洋大学潜水部は、学生が安全にダイビングを行うこと、フィールドである館山坂田内湾を継続してリサーチ・ダイビングする可能性についてなどを紹介します。
11:35~11:50
「学生による安全なリサーチダイビング手法の追究」
東京大学海洋調査探検部 田村 隆、内田大賀、實藤美来
11:50~12:00
映像紹介 波佐間人工魚礁FP4m 撮影 福田克之
今年、50周年を迎える海洋調査探検部では、現役生(2年生、3年生)が50周年記念講演会で発表すべく、JAUSが波佐間(千葉県館山市)で行っているリサーチ・ダイビング研究会に同道し、独自の安全な海洋調査探検方法を探ってきました。その内容を今回のシンポジウムでも紹介します。
12:00~13:00 昼食休憩
13:00~13:30
「環境DNA分析で魚礁に棲む魚類は把握できるか?」
国立研究開発法人 水産研究・教育機構 水産工学研究所 研究員 佐藤允昭
近年、海水や河川の水の中に含まれるDNA(環境DNA)を分析することで、水中生物の存在や生物量を推定する技術が発展しています。本研究では、環境DNA分析手法と潜水調査を用いて、館山市沖の魚礁に集まる魚類層を調べた結果について発表します。
13:30~14:00
「石西礁湖におけるサンゴ群集の衰退と再生技術」
いであ株式会社 技術顧問 藤原秀一
琉球列島南端付近に位置する石西礁湖は、わが国最大規模のサンゴ
14:00~14:30
「泳げる海、お台場」の実現に向けて
特定非営利活動法人 海辺つくり研究会 理事 森田健二 海辺つくり研究会ほームベージ
お台場の海で15年前、小学校の環境教育の取り組みとして、東京の海では43年ぶりに海苔の養殖が復活した。5年前からは海水浴イベントを開始し、パリ市・セーヌ川との連携も始まった。活動の経過と将来の目標を報告します。
14:30~14:40
「今年度のワークショップ総括」
JAUS理事 山本 徹
JAUSでなければできないテーマをよりすぐり、この一年間に行ったワークショップをダイジェストで紹介します。
14:40~14:55 休憩
(映像紹介:「お台場2019」須賀次郎、 「西表島の今」増井武)
14:55~15:25
「ショートプレゼンテーション(来年度発表予告)」
「お台場の海藻について」
日本科学未来館 職員 三ツ橋知沙
「お台場のホンビノスガイと私の10年」
東京大学大気海洋研究所 学術支援職員 杉原奈央子
15:25~15:55
来賓挨拶
一般財団法人 社会スポーツセンター 事務局長 瀬田芳博
スノーケリング安全手帳、全日本スポーツダイビング室内選手権大会、公認スクーバダイビング指導者 についての説明を行います。
公益財団法人 海上保安協会 理事 宮野直昭
「海上保安協会って?」
(一財) 日本海洋レジャー安全・振興協会 安全事業部長 宮里 一敏(DAN JAPAN事務局)
「DAN JAPANの活動について」
レジャーダイビングの安全推進、事故の未然防止等の事業を行っている DAN(Divers Alert Network)JAPANの具体的な活動として、医療関連サービス、レジャーダイビング保険、安全に関連する情報提供等について説明します。
15:55~16:25
「北海道で行われるダイビングによるボランティア活動」
JAUS理事、亜寒帯ラボ 代表 工藤和由
JAUS亜寒帯ラボでは、特定外来生物であるウチダザリガニの駆除や希少種(特別天然記念記念物)のマリモの調査などを行っています。どのように駆除を行っているのか、どうリサーチを行っているのか、活動報告や今後の活動計画を発表します。
16:25~16:30
閉会挨拶
17:00~19:00
ワンコイン懇親会(参加費500円) 大学会館2階・共同談話室 (地図上の26)
プログラムおよびタイムスケジュールについては、今後変更される場合がございます。ご了承ください。
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